2011年09月03日

胡桃の部屋

一昨日のニュースウォッチ9で、
あの震災以来家族の絆が見直されてるとして、
いろいろなものが注目されているという中に向田邦子さんの作品とか
今度の福山雅治さんのシングルとかが取り上げられていた。

その少し前に最終回だったドラマ「胡桃の部屋」がおわったばかりで、
ちょっとその紹介には、ひっかかりを覚えた。
もう、没後30年ということもあっての再ドラマ化だった。
主人公の次女役の桃子(松下奈緒)を今回、母役の竹下景子さんが演じていたことは、、
知らなかったのだけど、原作を読んでいた。
ドラマでは、時代設定をかえることなく、その原作よりは、もっとわかりやすくドラマちっくにしているのだけど、
それでも、原作に漂う毒をちゃんと描いていた。
わたしが、向田さんに惹かれるのは、日常にあるふれてる男女の機微とエロスが
そのものを描くのではなくて物語のエッセンスになっていることなのですが。。
だから、家族の絆を描いた作品、、というNHKの紹介の仕方に、向田さんなら怒るだろうと思ったのだ。

ドラマの舞台はバブル前の1980年ごろの東京。
リストラで蒸発した父の代わりに一家を守ろうと頑張っていく、主人公・三田村桃子(松下奈緒)を中心に、一筋縄ではいかない男女の関係や家族それぞれの心の内側を描くドラマ。

原作の小説では、最後にでてくる「胡桃割る胡桃の中に使わぬ部屋」という言葉にも
説明をつけくわえての演出。
字間を読むことがなくなったかな。。前回のドラマでも、説明のシーンは、なかったという。
時代がかわったということは、受け取り側がかわったということなのだ。。
胡桃は、、この場合、家族という価値観という暗喩。
その中にあって、使わないで、見ないようにしていた部屋、、「パンドラの箱」
それをだれもが、持っていて、それの扉を一度開いてしまったら、、
もしくは、それを見る為には、家族の価値観をも、壊さないと見る事ができない。

家族の絆という本来、ゆるぎない確かなものを、疑ってみる
そんな視点は、、
すこし前のスガシカオさんの音楽にもあったような。。(すみません、こじつけてます)

今回のコラボシーモネーター 「S.ex. with TSUCHIYA ANNA and SUGA SHIKAO」
歌詞がストレートすぎなのは、コラボ相手のSEAMOさんにあわせたのか、
それとも、時代にあわせたのか。。
曲の感じで重低音のところは、in my lifeに似てて。
わたしは、かなり好きです。
写真は、おととい、偶然とった近くの街。
posted by ケイ at 02:38| Comment(4) | スガシカオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あーこれ読んでないんです。
ドラマもしてるなぁって思いつつ、見てないしー。
向田さん自体最近読んでないなぁ。
気になってきた!読んでみるね!!

いまさらだけど・・昨日、先週分の「僕らの音楽」みたの。
「コーヒー」やっぱりすごくよかったです。
そして私もUFOの存在が気になりだしたのでした(笑)
Posted by ゆき at 2011年09月03日 06:57
向田さん生きてらしたら、80才。。
中学校の教科書に「ごはん」という
エッセイ的な小説が載ってます。
でも、向田さんの魅力は、高尚なものとは、
真逆な人間臭いところだっておもってるの。
いつか、読んでみてね。

あの「僕らの音楽」は、、一回みただけ。
なんとも、、ちゃんとお仕事されてるな。。って
Posted by ケイ at 2011年09月03日 17:20
衝撃(笑)のコラボ曲、作詞はシカオちゃんじゃなくSEAMOさんみたいよ。
Posted by テルミン at 2011年09月03日 20:17
そっかー。やっぱりよかったよ。。

シカオちゃんじゃなくてー(笑)。
曲調なんだけど、インディーズで出してた
「愛とはいったい」っぽくない??
Posted by ケイ at 2011年09月03日 20:37
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